
深蒸し茶+ショウガの力で「持久力が上がる」|注目研究が示す新しい健康習慣
「組み合わせの力」── 近年の健康研究では、単体では目立った変化がなくても、異なる成分を掛け合わせることで新たな可能性が生まれる例が数多く報告されています。
ビフィズス菌と食物繊維、ルテインとブルーベリーなどが知られる中、いま静かに注目されているのが「緑茶×ショウガ」という組み合わせです。
緑茶とショウガ、なぜ注目されているのか
海外の研究チームが行った実験では、健康な成人男性16名を対象に、
- 緑茶エキスのみ
- ショウガのみ
- 緑茶エキス+ショウガ
をそれぞれ摂取し、運動時の持久力を比較しました。
どちらか一方のみでは有意な変化が見られなかった一方で、併用したグループでは「疲れにくさ」の向上が報告されています。

単体では効果が見られず、併用した場合にのみ差が出たという点が、この研究の特徴。
緑茶に含まれるカテキンは抗酸化作用を持ち、運動時に発生する活性酸素を抑える働きが知られています。一方、ショウガは血流促進や体を温める作用があり、この二つが同時に働くことで、疲労の蓄積を和らげる可能性があると考えられています。
※本研究はランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験によるものですが、被験者数は限られており、すべての人に同様の結果が出るとは限りません。
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実際に試してみた正直な感想
研究結果を踏まえ、筆者自身も深蒸し茶にショウガを加えた飲み方を試してみました。
ジョギング前後に数日間取り入れたところ、確かに「いつもより粘れる」「呼吸が乱れにくい」と感じる場面はありました。

持久力の体感はあったものの、正直なところ味のハードルは低くありませんでした。
最大の問題は「継続の難しさ」です。 ショウガの量を増やすと飲みにくくなり、減らすと存在感が薄れる。健康効果が期待できても、毎日続けるには一工夫が必要だと感じました。
研究と現実のあいだにある「工夫の余地」
この体験から言えるのは、
- 研究結果は「可能性」を示している
- しかし、日常習慣としては味や飲みやすさが重要
という点です。
- 運動前だけ取り入れる
- 冷えを感じる季節に限定する
- 量を控えめに調整する
まとめ|「相乗効果」は魔法ではないが、試す価値はある
深蒸し茶とショウガの組み合わせは、科学的な裏付けを持ちながらも、決して万能ではありません。
単体では得られなかった変化が「組み合わせ」で生まれる可能性がある点は、健康習慣を考える上で非常に示唆的です。
大切なのは、研究結果をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の生活に無理なく落とし込めるかどうか。
「続けられる工夫」を前提に、選択肢のひとつとして取り入れてみる── それが、この組み合わせとの上手な付き合い方なのかもしれません。
※本記事は研究報告および個人の体験に基づく一般情報です。効果や感じ方には個人差があります。持病のある方、妊娠・授乳中の方は専門家にご相談ください。