やまさ製茶のお茶ブログ|静岡・牧之原の深蒸し茶と暮らしの話

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料理人が認めたお茶|うなぎの名店「大喜」と深蒸し茶の記憶

この記事は特集企画「やまさを彩る人々」の掲載記事です。
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【やまさを彩る人々】厨房のプロが認めた、この味

料理の世界には、「味の記憶」というものがあります。

一度出会った味が、何十年経っても心に残り続ける。
そしてその記憶が、人の人生を決めることすらあるのです。

うなぎ店 大喜 暖簾 外観
暖簾の奥に職人の仕事が息づくうなぎの名店「大喜」

一口の衝撃が、人生を変えた

愛知県一宮市。幹線道路沿いに、時が止まったかのような静かな店があります。

創業から50余年。うなぎ料理専門店「大喜」。

店主・福江正博さんがこの道を志した原点は、幼い頃に出会った一皿でした。

「あの味が忘れられなかったんだよ」

父に連れられて訪れた名店。
一口食べた瞬間の衝撃は、単なる思い出では終わりませんでした。

「いつか自分が、あれを焼く人になる」

その決意が、福江さんの人生を導いていきます。

遠火の強火が生み出す「カリふわ」

備長炭 うなぎ 職人 焼き
備長炭の遠赤外線で焼き上げる職人の技

注文を受けてから焼き始める。

備長炭を使い、「遠火の強火」でじっくりと火を入れる。

外はパリッと香ばしく。
中はふっくらとジューシーに。

この「カリふわ」の食感は、火加減のわずかな違いで大きく変わります。

一瞬の判断が仕上がりを左右する。
そこに頼れるのは、長年積み重ねた職人の感覚だけです。

「焼きにはね、その人の人柄が出るよ」

その言葉通り、この店からは多くの職人が巣立っていきました。

蓋を開けた瞬間に広がる、職人の芸術

うなぎ 重箱 炭火焼き 名店
蓋を開けた瞬間に広がる香りと艶。大喜自慢のうな重

やがて運ばれてくる重箱。

蓋を開けた瞬間、湯気の向こうに現れるのは、まるで芸術品のような艶やかなうなぎです。

漆のような黒い光沢。
思わず箸を止めて見入ってしまうほどの存在感。

五十年継ぎ足された秘伝のタレが絡み、香りと旨みが一気に立ち上ります。

なぜプロは“お茶”を覚えているのか

料理人は、料理だけでなく「食後の一杯」にも強いこだわりを持っています。

長年の営業の中で、数えきれないほどのお茶と向き合ってきた福江さん。

しかし、ある記憶がふとよみがえります。

「昔、北名古屋から来てくれたお茶屋さんがいてね」

会社名は覚えていない。
肩書も覚えていない。

それでも、はっきりと残っていたものがありました。

「そこのお茶、美味しかったんだよ」

味と人は、記憶に残る

その言葉の主は、この記事を書いている本人でもありました。

かつてこの店を担当していた営業。
そしてそのお茶こそが、「やまさ製茶」の深蒸し茶だったのです。

再会は偶然でした。

しかし福江さんは、社名ではなく「味」を覚えていました。

そしてもう一つ、覚えていたものがあります。

「体が大きくて、真面目で、静かな人だった」

それは商品ではなく、人そのもの。

「色々お茶は買ったけど、おたくのお茶が一番美味しいね」

この言葉は、50年の職人からの何よりの評価です。

厨房で選ばれるお茶とは

料理の最後を締める一杯。

それは単なる飲み物ではなく、料理全体の印象を決める存在です。

だからこそ、プロは妥協しません。

味、香り、余韻。

すべてが整って初めて、料理は完成します。

深蒸し茶のまろやかなコクと旨みは、脂のある料理とも相性が良く、食後に心地よい余韻を残します。

まとめ|記憶に残る一杯とは

味は記憶に残ります。

そしてその記憶は、人とともに積み重なっていきます。

遠火の強火のように、ゆっくりと、しかし確かに芯まで届くもの。

料理人に選ばれるお茶には、理由があります。

それは特別なことではなく、日々の積み重ねの中にあるものです。

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※本記事は取材当時の内容をもとに構成しています。

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